実りの秋

観劇の記録、考えたことを残しておくためのブログです

2022.02.19 映画「ウエストサイドストーリー」

 

チェロのレッスン前に日本では今月から公開された映画ウエストサイドストーリーを観てきました🎬

 

朝8時からの回だったけど、

おひとり様が数人いるだけで複数人で来てるの私とママだけ、超快適空間での鑑賞でした

 

 

昔の映画はもちろん四季の舞台、輸入舞台も何回か観ているこのWSS

今回観終わってまず思ったことは「リメイクした意図はなに?」ということ

 

ストーリーはもちろんそのまま、

曲も同じ、歌詞も同じ、振り付けも代表的な部分はほぼ同じ、

なんでスピルバーグはこのミュージカル映画をリメイクしたんだろう??と

 

 

まあ前作より「分断」とか「1つになれない」みたいなメッセージは強く出ていたし、

まさかプエルトリコ勢を黒塗りした白人が演じるなんてことは無かったけど、

時代設定が前と同じなだけに、移民問題とか分断のメッセージをより強く出すのはちょっと限界があったかなという印象

 

 

音楽に関しては変にテンポを揺らしたり、リズム刻みすぎちゃってる感じとかは無く、クラシカルですごく良かった

(tonightはテンポ速すぎてびっくりしたけど)

生で聴くのに慣れてるだけに歌声の吹き込み感は否めなかったけど、出演者の歌唱も申し分なかった

 

曲の順番が変わってるのは映画ならではだなと

i feel prettyとかあそこにぶち込めるのは映画だからこそ、舞台じゃぜったい無理

逆にsomewhereは舞台の使い方のが好きかな

 

ただどうしても曲や振り付けが「古くさい」

あれは大衆ウケしない

 

ミュージカルにあまり関心のない友達に何かミュージカル映画を見てもらおう!って思った時にはぜったい選ばない

不自然な振り付けと音楽の入り方

「ミュージカルって突然歌い出したり踊り出したりするから苦手なんだよね」って言う人の気持ちがよく分かってしまう作品

 

 

スピルバーグにとって前作は大切な映画らしいし、クレジットの最初にもfor Dadってあったから、きっと強いリスペクトを持って今回のWSSを作ったんだろうなと

 

でもせっかくリメイクするなら、

今の時代の感覚に合ったリメイクをして欲しかった

今回のはリメイクと言うより焼き増しという印象が強い

 

 

もちろんストーリーは好きだし、

バーンスタインの音楽も本当に美しく、

終盤はずっと胸が苦しくて涙しながら観ていたけど、

別にこれなら前作で十分だな〜〜って観終わったあとふと思ってしまった、、

 

 

出演者に関しては、

トニーがベイビードライバーのあのサングラスの子だって途中で気づいて、こんな歌える子だったのか!とびっくり

(ただ観終わったあと検索して残念な疑惑があることを知ってがっかり、、) 

 

あとはリフがリフっぽくて好きでした

調べてもあんまり情報出てこなくて、舞台中心とかの人なのかな??

ブラックスワンとかたかが世界の終わりのヴァンサンカッセルに似てる気がした顔が

 

 

いつか時間があるときがあればまた観るかも

アマプラとかに落ちてくれば👼🏻